14回の授業。そのうち3回を「前置詞」に使いました(笑)

先日、大学で担当している英語クラスのTOEICの結果が出ました。

10名のクラスのうち、今回TOEICを受験したのは8名。

その8名の平均スコアは820点でした。

なかなか良い結果だったと思います。

今回担当したのは「選択必修」のクラス。

必修科目とは少し違い、事前に「この授業ではこういうことをやりますよ」と内容を確認した上で、

学生が選択して受講しているクラスです。

授業は全15回×90分。

ただし、初回はオリエンテーションなので、実際に授業ができるのは14回です。

限られた時間の中で、何をどこまで教えるのか。

当然、毎回考えます。

14回しかないのに、前置詞を3回(笑)

授業を進めていくと、前置詞に苦手意識を持っている学生が多いことが分かりました。

そこで思い切って、

14回のうち3回を前置詞に使いました。

かなりの割合です(笑)。

TOEICの授業なのだから、もっと問題をたくさん解いたほうがいいのでは?

そう思われるかもしれません。

でも、前置詞はTOEICだけの話ではありません。

英語を話すときにも、書くときにも、読むときにも出てきます。

そして、

「前置詞は結局、暗記ですよね」

と思っている人も多い分野です。

at、in、on、for、with、by……。

なんとなく覚えて、なんとなく選ぶ。

でも、それでは新しい英文に出会うたびに、また新しく覚えなければなりません。

だから授業では、単に「この単語の後ろにはこの前置詞」と覚えるのではなく、

前置詞が英文の中でどんな役割をしているのか。
どう考えれば、自分で意味を判断できるのか。

そこまで時間をかけて扱いました。

14回しかないからこそ、広く浅く進むのではなく、必要なところにはしっかり時間を使う。

結果として、今回の平均スコアは820点でした。

「スクールでは、もっと詳しくやるんですよね?」

授業後、希望者を対象に特別講義も行いました。

そこで学生から、こんなことを言われました。

「先生のスクールでは、この内容をもっと細かく受けられるんですよね。うらやましいです」

ありがとうございます(笑)。

確かにCLOVERSでは、大学の授業より時間をかけて、一人ひとりの理解を確認しながら進めることができます。

でも、実は面白いことがあります。

CLOVERSの生徒さんからは、

「こういう授業を大学で受けられる学生さんがうらやましい」

と言われることがあるのです。

お互い、隣の芝生が青く見えるようです(笑)。

大学でも、スクールでも、やっていることは同じ

大学の授業とCLOVERS。

もちろん授業時間も、目的も、教えられる範囲も違います。

でも、私が大切にしていることは変わりません。

覚えることを増やすのではなく、分かることを増やす。

分かることが増えてくると、初めて見る英文でも、自分で考えられることが増えてきます。

そして、自分で分かることが増えてくると、英語は少しずつ面白くなってきます。

TOEICのスコアはもちろん大切。

今回の平均820点という結果も、とても嬉しいものでした。

でも、そのスコアを取るまでの14回で、

「これからも使えるものを、どれだけ残せたか」

そこも同じくらい大切にしたいと思っています。

講師は個人的に前置詞、すきなんですよ(笑)