「考えるところ」と「覚えるところ」

3人称単数現在の S

大学で授業を行っていると、学生から時々

「doとdoesの使い分けが、いくら考えても分かりません」と言われることがあります。

実は意外とそこで苦しんでいる学生は多い感じがします。

これまでは、何となく・・・、もしくは中学高校の試験問題の形式が選択式だったから

do なのか does なのかを特に気にしなくてもいいまま育った・・・。

そういう学生が年々増えてきているように思えます。

*かと思えば一方では、すごいできる学生もいます。

二極化が激しい気がします。

まあ二極化の話はさておき

現実問題は 目の前に立って doesの使い方が分からなくて、内心ドキドキしている学生をどうサポートするか?

教える先生方によっては色んな意見・解説・解決方法があると思います。

私は、どうしたら分かってもらえるかな?と考えて出した説明なら

多分どれも正解ではないかと思います。

私はというと

学生の言う「・・・考えても分からない」の 考えても・・・という部分が気になります。

別にふざけてはいないのだと思います。

もちろん説明は可能です。

「主語がHe / She / Itで ゴニョ ゴニョ・・・」と。

ただここは

100均ショップに行って、英語の基礎、みたいな簡単な薄い問題集を買って 解きまくる

するとすぐに「自分の中での公式化」が自動的に出来ると思います。

この時はdoだ! この時はdoesだ!

2択なので、すぐにコツが掴めると思います。

ここはじっくり考えるよりは、行動を起こして問題を解きまくるほうが良い項目だと思います。

覚える方が良いのか、考える方がいいのか?

結局は「暗記」か「理解」どちらを優先するか、という問題になると思うのですが

私は「脳への負担が少ないやり方」を優先すると良いと思っています。

今回の「doesの使い方」については、「考えるよりは 覚える労力のほうが少ない = 脳への負担が少ない」 

と思っています。

他の項目は、考えて理解をしたほうが後々色んな事に応用が利くようになるので

授業では理解を優先でやってます。

でも時には「量が質に転化する」というもアリだと思うんです。

皆さんはどう思いますかね。