さてさて、今日は時制について

時制が苦手です。どうしたらいいでしょう

よく時制が分からないというお悩み・ご質問を頂きます。

「学生時代に、テストで苦しんだんですよ~」という軽いアピールで終わる話もあれば、

いやいや笑い話じゃなくて、ホントに困っていますというシリアスなものまで。

お気持ち分かります。

そもそも日本語と英語では時間というものに対する切り口・考え方が違います。

なので英語世界の時間の捉え方を、英語の脳みそではなく日本語の脳みそで考えたら、結論として使う時制がおかしくなる事って多々あります。

簡単に言うと、日本語で考えたら英語の時制の問題の答を間違うってことです。

もちろん間違わないために、そういった英語と日本語のズレ的なモノを一つ一つ覚えるのも学習のやり方の一つではあると思います。

でも、それってイタチごっこですよね。新たな例外っぽい問題が出てきたら対処できない。

初見の問題だと解けない、

なぜか? 本質を捉えていないから。

本当に時制だけが分からないのでしょうか

「時制が分からない」という時、それは本当に英語と日本語の時間に関する捉え方だけの問題かというと、多くの学生を見てきた経験上、たいていの場合そうではありません。

例えば、IFの中の動詞の形は分かっていて・・・、使役の問題も分かっていて・・・ほかにも・・・分かっていて・・・、「だけど時制だけが分からない」というなら、本当に時制だけが分かっていないのでしょう。

そういう場合は、20分~1時間もあれば解決します。

でもそうではないですよね。

なので「時制が分からない」という方は少し視野を広げて、「実は動詞の形、何を選んだら良いかが分からない」という風に捉え直すと良いでしょう。

動詞の形で問題になるのは、

学校で出てくる順番で言うと、時制と受身、Ifと使役、知覚動詞、時条件の副詞節(必ずこの順とは限らない)でしょうか。

この順番で処理をしようとするとハマってしまいます。

しかもこのうちTOEICには知覚動詞は出てきません。← 極論です

それ本当に時制の問題ですか?

実際に動詞の形でどれを選んだらいいのか?迷った時、結構多くの方が「ああ、時制か、お手上げだ」となるのですが、

それ、本当に時制の問題ですか?

意外と時制と見せかけて使役の問題だったり、時制と見せかけて受身だったり

問題を解く以前に、何の問題なのかで間違っていることってすごく多いように思えます。

逆に言うと、何の問題なのかが正確に特定できれば、動詞の形の問題はそんなに難しくないんです。

この問題は「絶対に時制の問題だ」と判別できるようになる事、それが最優先です。

本日の授業では、その判別の仕方・コツをお伝えします。

簡単ではありません。

でも難しくはありません。

だからこそ、学んだ後に達成感や成長を感じられるのだと思っています。

大丈夫です。