ほんの少し嬉しいコト

講師は今、大学でも講座を持っているのですが、教えるって難しいことだなあと、常々実感します。

一応教員免許も持っているし理屈的なことは学んだはず。

でも、現実に生徒さんを目の前にすると、その全てが役に立つわけではない。

生徒さんは、先生の免許にひかれているのではなく「より自分にとってためになるか、その上で分かりやすいか」を、多分求めているからです。

実際に教員免許なくても素晴らしい先生方も沢山いらっしゃいます。

もちろん免許を持っていて素晴らしい先生方も沢山。

講師が伝えなければならない事

生徒が知りたい事

講師が伝えたい事

生徒が知らなければならない事

その全てが重なる部分だけを共有できるのであれば、どれだけ楽しいか。

でも現実はなかなかそうはいきません。もっと精進しようと思う日々。

そんな中、ここ数年大学で、TOEICを単位取得のために全員受けさせられるクラスを受け持つことになりました。

学生を評価するという作業は、講師自身を評価するという作業でもあります。

たいていの場合、もし学生の理解度が低ければ教える側にも何かしら問題がある場合が多いからです。

だいたい資格試験というのは、受けたい人・希望する人が受けるもの。受けたいと思わない人が受けると必ず平均点が下がるもの。

自分の学生時代にも思い当たるフシがあります(笑)

この科目は苦手だから、できるなら受けたくないけど、受けないとマズイ。

そんな中、希望者だけではない全員受けるテストで

今期の平均点が700点弱(正確には692点)全30回/1年間となりました!

前年度と比べ40点UP。

毎年この時期は弱気になるのですが、少し、責任を果たせたのではないかとホッとしています。

まあもしかしたら「学生のポテンシャルは本当はもっと高かったんだぞ」というオチの可能性もあるけれど

昨年よりは上がったという事で素直に喜びたいと思います。