前置詞の学習 沢山のヒントを自分でかき集める

とうとう踏み込んできましたね、前置詞

最近、前置詞についての質問を受ける機会が多くなってきました。

嬉しい限りです。

 

昔は、前置詞倶楽部なんてものを立ち上げる生徒さんグループもいたくらいですからね(笑)

懐かしい。

 

まあ結局のところ、

「英語学習の目的が情報取集であるので、仕事上は読解がメインです」という方にとっては

ある程度までは「訳せればOK」というスタンスでいいと思うんです。

 

例えば

on  接触・・・接触ってことは「くっつく」ってことだよね。

to 到達・・・到達ってことは「くっつく」ってことだよね。

なので、

スコアを出す目的で学習を完結するのであれば

辞書を使えれば「こんな場合はこうやって訳せばOK」

というような、処理で事足りてしまうわけです。

 

でも、

それで満足しない生徒さんもいるわけですよ(笑)。

 

というか、それで満足できない生徒さんの方が、当スクールには多いような気がします。

より知的好奇心が旺盛な方々。

(講師はいろんな刺激をもらっています!)

感謝です。

 

そういう方たちにとっては、

じゃあ、どんな時がonで、どういった場合がto だったりするの?

要は、自分が話すとき、書くときのために

「日本語訳だけではなく、その使いわけの基準の方も知りたい」

という事だと思います。

 

その部分を「なんとなく慣れだよ」

で済ませたくない・・・。

 

いや、最終的には、その「慣れ」の境地にたどり着く事こそ

会話力につながるのではないだろうか?

 

じゃあ慣れるには、どうしたらいいの?

丸暗記・・・?

それとも他にやり方があるの・・・?

 

講師は、丸暗記できるならしても良い、くらいなスタンスです。

もし丸暗記できなくて、自分で納得したいときは、

「前置詞そのもののイメージ(感覚)」と「『前置詞の主部』という考え方(理屈)」を取り入れて

自分の中での落としどころを付けています。

 

 

「前置詞そのもののイメージ」に関しては

いろんな先生たちの研究があり、これ以外は間違いだ、と言えるような立場ではないのですが、

個人的には、大西泰斗先生の本が好きです。

イメージがわきやすい!

 

「前置詞の主部」という考え方については、

どちらかというと、専門性が高い論文に多い解説ではないかと思います。

ただ、通われている生徒さん達の目的が専門家になることではないのですから、

こちらの部分は、授業を通して、講師がかみ砕いてお伝え出来たらと心がけています。

 

講師はどちらかというと丸暗記が苦手なので

暗記は「イメージと理屈の融合する場所にある」ような感じです。

 

 

その前置詞に取り組んでいる生徒さんを見ていると

(精読という方法で)前置詞の使いわけの基準・ヒントになるものを見つけ出し、

自分なりの理論を構築していく・・・。

そしてもちろん、

自分がたどり着いたその理論があっているかどうか(他の文章でも同じように処理できるか?)

文章を読んだり講師に質問したりしながら、

「その生徒さんの自身の中での公式化」を行っていっているような気がします。

 

外部のルールをそのまま暗記するだけではなく、自分の中に取り入れて「消化」する。

 

なので質問も

講師が予想で来ているものもあれば、予想を超えてくれたものもあったりします!

教えている過程で、講師も教わっている、そんな気がすることもあるんです。

ありがたいことです。

 

負けじと講師もたくさんのヒントを出すことが出来るように頑張りますよ!

もちろん、その先に実力アップ、スコアアップがあると信じて。

みんなも頑張ってね。