大学受験に役立ちますか?

TOEIC対策は受験に役立つのか?

年に数回、高校生さんの英語を見させてもらうことがあります。

TOEICは基本は大人の就職・転職、進学用に使われるのですが、高校生さんでも進学やその先の留学を見据えてのお問い合わせが来ることがあります。

昨年度もちょうど3月に高校新1年生、新2年生を5,6名受け持たせてもらいました。

もっと先に進みたい!」というお問い合わせ半分。

学校の授業について行けなくなった、何をやっているのかが分からなくなったのでリカバリーをしたい」というお問い合わせが半分

どれも最終的には大学受験に関わるお問い合わせでした。

とりあえず全員目的は達成できたと思います。ほっ。

さてさてタイトルの答えに戻って、TOEIC対策は受験に役立つのか?

答え「役立ちます

でもTOEICだから役立つというワケではありません。

というかTOEICに限らず、IELTS対策であっても、他の試験対策であっても、やる方次第だという事です。

英語を学ぶ目的は人それぞれだと思いますが

英語という枠組みではなく情報という枠組みで考えた時、

新しい情報を得る=未知の情報に接する、です。

簡単に言うと、初めて見る文章や初めて聴く文章に触れることで新しい情報を得る、です。

どうでしょう。英語で初見の文章をちゃんと理解できるスキルがありますか?

ドキッとした方もいらっしゃるのではないかと思います

大丈夫です

今の時点では、そんな能力が無くても良いです。

これから身につければいいだけですし、大丈夫です。頑張れば身に付きますよ。

当スクールの目指すところでもありますし。

ですが

TOEIC対策として「よく出る問題を覚えよう」的な学習をしていると、初見の文章を読む力が付きません。

なのでこの学習だと大学受験にもあんまり役立たないでしょう。

その場しのぎになってしまいます。

しっかりとした文法知識と読解力をもって、初めて見る文章を精読する。

そういった学習方法なら、大学受験に限らず、なんにでも応用が利きます

やがて精読のスピードが上がれば、それが結果的に速読になるという事です。

速読と飛ばし読みは全然違いますよ~。