(新)速読はおススメしませんか?
これ実は 過去の記事の掘り起こし
実はこれ、2019年の3月に書いたブログです。
「速読ってどうやったらできるようになるんですか?」
最近またよく聞かれるので「そういえば昔、書いたなあ」と思い、過去の掘り起こして見ました。
昔とあまり考えは変わっていないのですが、言葉足らずな所もあると思い、多少 修正して再掲載。
なにせ元のタイトルは「速読はお勧めしません」です。う~む。結構アグレッシブな感じですよね。
これだと何かその道で頑張っている方々に対していちゃもんをつけてるような感じがして、自分でモヤっとしたので修正、再掲載しました。
これから頑張ろうと思っている方や、やり方で悩んでいる方もいるかと思います。
速読というやり方が自分に合っている方もいれば、そうでない方もいるでしょう。
どちらの道に進むとしても、一度立ち止まって考えてみる事をお勧めします。
自分のやり方だけが正しいとは思いません。教える側、学ぶ側それぞれに、自分に合ったスタイルの学習法があるでしょう。
ただ、仕事上「この教室のスタンスはコレですよ」というのを予めはっきりさせておく方が、
後からになって「自分が求めている教わり方とは違うかも…」と学習者を悩ませなくて済むのではないかと思っています。
以下、昔の記事。いきなり結論から書きだしているなんて、よほど自分の心の中に何かが溜まっていたのでしょうかね(笑)
結論
精読を速くしたものが、結果的に速読になっているだけです。
(個人的な意見です)
先日半年ぶりに英語のサークルで集まった時「速読って実際どうなの?」という話になったのですけれど、← 2019年時点の話
(その中には予備校の先生やTOEIC900点前後の方、英検1級の方もいます)が、やはり同じ結論に達するんです。
精読を速くしたものが、速読となっているんだよねということに。
もちろん趣味で楽しみのために読む文章と、受験や仕事で使う文章とでは読解に対するスタンスが違うとも思います。
なので、今回は後者の場合についてのお話をお考え下さい。
なんでこんな話かというと、
いつも聞かれる質問の中に「どうしたら速く読めるようになりますか?」という質問があります。
それに対して、お答えしたかったのと、やはり精読をしっかりやっている方は、壁を乗り越えているという事を
お伝えしたかったのです。
速読(条件付き)でアリ
もちろん
飛ばし読みで つまみ食いのような読み方も、実は講師はアリだと思います。
ただし条件付き
① 「ここは重要だから読んで、こっちはそうでもないから読み飛ばして」という「読むべき部分がどこなのか」という基準が、文の内容の重要度にある事。
② それを実行できるだけの実力がある事。
これが満たされるのであれば、飛ばし読みもアリだと思っています。
逆に、読むべき基準が「これ知らない単語だから飛ばす」「聞いたことある単語だから読む」ではダメだと思っています。
どこを読んで、どこを飛ばして、かを自分で取捨選択できるレベルに達してから時間を節約するために行うのであれば、
その読み方は理想的な速読かもしれません。
ざっと文章全体を軽く見て
「ああ、ここは重要な部分だ。よし、ここを読もう!」
「う~ん。こっちは大して重要な情報ではないな、時間があったら読もう」
その判断ができるのであれば、飛ばして読み、というのは、技として成立していると思います。
ん。それって上級者の技じゃない?
でも・・・、
ちょっと待ってください。
ざっと文章を俯瞰して、瞬時に各々の文の重要度を測りきれるのであれば、そもそも、ものすごいハイレベルな実力の持ち主なはずです。
そんな方は多分「速読がいいの? 精読がいいの?」なんて議論には、最初から関わらないと思います。
…なので私たちの趣味サークルも、まだまだ精進が必要ということですね(笑)
速く理解できるようになりたい
知らない単語を飛ばしまくって、なんとなく分かりそうな部分をつまんで…
それだと著者、作者、記者の意図している部分を 理解出来ているかというと、かなり怪しいですよね。
ご質問される方たちは「速く読めるように」って、もともとは「速く理解できるよう」って意味で聞かれていたのではないでしょうか?
やり方に迷っているうちに、だんだん「速く理解」よりも「速く読む」の方の比重が大きくなってしまい…、私を含め、人間なのでよくある事です。
原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか
欲しいスキルは「速く理解できるスキル」であって「速く読むためのスキル」ではなかった のではないですか?
理解を求めるのであれば、お勧めするやり方は精読です。
じゃあ 精読ってどうやるの!
答えはシンプル。
きちんと単語を調べルールに則って読むことです。
最近はクオリティの高い辞書や参考書が出ています。
単語だけではなく文法の切り口なども、(ちゃんと話す事を意識して)しっかり解説されている本も出版されています。
もちろん、最初は誰しも時間がかかります。でもだんだん速度が上がってきます。
なんとなくを積み重ねても、不安しか残りません。
それならば確実なものをすこしづつ積み上げましょう。
地道に続けていく中に答えがあります。
ごめんね、特に新しいアイディアでもなくて。
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