皆さん、英文解釈(読み方)が少しずつ出来るようになってきました

伸びてきていますね

「英文法」と「長文読解」、その中間にある「英文解釈(単語の意味から何となく推測して文を訳すのではなく、きちんとした文法というガイドを使いこなして、文を読む)」。

講師は英文解釈が一番大切だと思っています。

そして、この英文解釈については、オンラインではなかなかできない部分だとも感じています(講師の力量もありますがね。とほほ)

なぜかというと、非常に誤解を招く事を承知で言いますが、

・・・学習する側にとって、いくらでも誤魔化しがきくんです。

自分も身に覚えアリ

仮に、学習者がある文章を読んで、その訳を言ってくれたとします。

そしてその訳はたいてい正しかったとします。

でも「長文と文法をシンクロさせる授業の回」に限っては、「はいでは次へ・・・」とは進みません。

量をこなす事が目的なのではなく、読み方を理解しているかどうか、そこにフォーカスしなければ、

学習者にとって実力がつかないからです。

話し戻して、生徒さんが言ってくれた訳が正しかったとします。もちろん素晴らしい事です。

でも、それって、本当に適切に処理をしたから出てきた訳なのでしょうか?

知っている単語を集めて、もしくは単語を調べて、そしてなんとなく推測して出した訳なのではないのですか?

ここに、誤魔化しがきく隙間が存在していたりします。

(初学者の頃の私もそうでした。ハハハハハ。)

答えが合ってるだけじゃ足りないんです

もちろん、訳が当っていて理解できていればいいんです。

でもそれだと(本人も分かっていると思うのですが)、その場しのぎに終わってしまいます。

ちょっと言い方を変えられたりしただけで、太刀打ちできない時がやってきます。

よく聞く

「文法はある程度できるんだけど、長文になるとスコアが伸びない・・・」の原因は、ずばりココにあります。

なので、長文と文法をシンクロさせる作業の段階では

講師は生徒さんたちに「こんな時、どうやって処理するって授業でやったっけ?」を繰り返し聞きます。

この作業は、対面でないと難しいことが多いのです。*なお少人数であれば効率が良くなります。

もちろん、最初は間違う事もありますし、思い出すまでに時間がかかる事もあります。

待つしかない!

ここで講師が答えを伝えるのは簡単です。でもそれでは絶対に学習者の血肉になる事はありません。

答えを書き写して終わり、になってしまいます。

もちろん、「今回の答えはコレだったのか」と納得するかもしれません

ですが、「でもどうしてそうなったの?」の部分がブラックボックスになっている限り

「分からなかったのは単語が不足しているからだ」と思い違いをしてしまいます。

単語に原因があるのであれば辞書を引けば、答が分かるはず、

でも、辞書を見ても答えが分からない場合、100%、単語ではなく英文解釈に問題があります。

なので(講師は出る限り)

生徒さんにヒントを出しつつ、生徒さんんがギリギリまで考えて、思い出そうとして

もしくは授業のプリントを見て、どこでやった話なのかを探し出すまで・・・

待ちます。

講師の仕事は

生徒さんに、教壇の上から「答えの記号(はい、3番の答はCですよ~等)」を伝達することではなく、

生徒さん自身が、自分の内側に、自分で公式化していく。その作業のお手伝いをすること」だと思っているからです。

もちろん最初の内は、間違います。でもいいんです。

「答えを出すための判断材料を自分たちはすでに持っている」そう感じて、答えを探し始めてることができたら

間違いなく伸び始めます。

少しずつ花が開き始めた!

最近は、単語は分からなくても、処理の仕方は合っているという回数が増えてきました。

嬉しい限りです!

公式問題集についても、

「ここの訳は素晴らしい」だとか

「この訳はあまりに上手に翻訳され過ぎていて逆に分からない」などの

声も上がるようになりました。

そうです。

あっています。その路線で学習を進めていってください。