英語との距離感ではないかと思います

まずは距離感を掴むとこからでしょう

たとえば、お近づきになりたい人がいるとして、

そのための手段はいろいろとあるわけです。

 

相手の趣味や嗜好に興味を持つ

いきなり誰かに紹介してもらう

共通の知り合いから連絡先を入手する

遊びに誘う

ご飯に誘う。

メッセージのやり取りをする。

 

・・・仲良くなるための方法は数多くあるし、

本屋に行けば、

「こんなコミュニケーション手段が有効だった」

「こんな方法はNG」

いろいろとあるかと思います。

 

ただ、まずはどんなやり方よりも先に、そのお相手との距離感を測ること

そこからのスタートが一番正攻法な気がします。

 

ある程度親しい距離感であれば、ご飯にでもお誘いする

のような感じです。

 

まだ話をしたこともないのに、いきなり旅行にさそう

など、これは距離感が間違っているのではないかと思います。

旅、という手段が間違っているのではありません。

距離感が間違っているでのす

 

この「お誘いしたい人」というのを英語と置き換えてみるとどうでしょう。

世の中には、いろんな学習法があります。

多分、いま残っている学習法に関しては、そのどれもがある意味正しいのではないかと思います。

なので、

どんな学習方法が適しているのか?よりも

まずは、自分と自分が目指すべき英語力との距離を測るところからスタートした方が

うまくいく確率はグンと上がると思います。

 

もしあなたが、

英語さんとの距離感が、「けっこう離れているなぁ」と感じた場合

とるべき手段はなんでしょう?

いきなり留学ですか?

 

今のあなたの距離から、英語さんへお近づきになるのに必要なのは、

美しい発音ですか?

それとも頭の中で文を作りだす能力ですか?

単語ですか?

基礎文法ですか?

 

自分で測れないのであれば、テストなどで測るのも1つの手段です。

 

だいたいペラペラ話すことはできるが、あとは単語を増やしたいなあ

という方、

つまり英語さんとの距離感がかなり近い方であれば、聞き流し教材というのもアリかとも思います。

テストで言うと900なんて軽く超えるよ、くらいのレベルの方ですね。

そういう方は、単語集を使うのもいいですが、生の英語に触れる方が得るものは多いような気がします。

発音などの細かい部分にも配慮できる余裕もあるでしょう。

 

いや、自分はまだきちんと読むので精一杯という方、

英語さんとの距離感で言えば、まだ、近いとは言えないですが、

これまで頑張って少しづつ近づいてきた自信もあるでしょう。

そういう方であれば、「問題集を解きまくる」というのはおススメです。

 

読むという作業に なんか怪しい所がある。

雰囲気で読んでいる、という方、

言い換えるなら、英語さんとの距離感が、たま~に少し近くなるけど、

本当は距離を感じていると言う方。

 

この辺りの方がけっこう多いような気がします。

高校時代、ある程度頑張った、だから単語も覚えているものあるので

たまに距離感が近くなる…

そういう方は、基礎文法をきちんと理解するのがおススメです。

 

何をやるか?も大切ですが、それよりも自分と英語との距離感に合った作業・学習を行うのが、一番うまくいきやすい組み合わせです。

 

 

もしリスニングが苦手と感じいているのであれば、

まずは自分がどの立ち位置にいるのか、見つめ直しましょう。

 

文構造は分かるけど、

耳が慣れていないから、音を捕まえることができない、という距離にいるのか?

つまり、ゆっくり言われたら分かるのか、

 

その音声がたとえ文章に書かれていても理解できない距離感なのか?

 

リスニングができないんです…という方の大半は、

耳ではなく、まずは読めない、ということが多いです。

なので、

しっかり読めるようになる。

口に出して読めるようになる。

自分が読むスピードで、その文が理解できるようになる。

というステップを踏むと、

聴こえてくるようになります。

 

 

むかしむかし、とある大学から

テスト的には400いかないくらいの方々を、約一ケ月で

650レベルに上げてもらえますか?

という依頼がありました。

料金的には魅力的でしたが、お引き受けする事はできませんでした。

 

”英語を使ったディベート形式でレッスンを”

という縛りがあったからです。

 

別に恨みもなにもありません。

やり方以前に、お問い合せ頂いた日程のスケジュールが埋まっていたので、

お引き受けはできませんでした。

 

ただ、400点いかない方々を集めて、ディベートをさせるのは

距離感をつかみ切れていないような気がするのです。

他の英語の先生に聞いてみたいところです。

 

ただ、別に、いま現在距離が離れているからと言って

悲観する事はありません。

 

きちんと一歩一歩近づいて行けば良いだけの事ですし、

離れていても恥ずかしいことではありません。

 

スコアをあげてしまえば、

「昔は大変だったなぁ」と懐かしい思い出話になる、そんなようなものです。

 

なので特に今の時点で「できる・できない」を気にする必要はありません。

きちんとご相談頂ければ、

「今現在、あなたはこの位置にいるので、こんなやり方がおススメですよ」と

お伝えする事もできますし、してきました。

 

いきなり距離を縮めるような魔法は提供できません。

でも、一歩一歩、距離を近づけていくやり方なら提供できます。

 

今居る在校生さん達、安心してくださいね。

ちゃんと近づいていますよ。