補習です。お化粧ではありません。make-up lessons

今日3/4(金)の補修は比較について授業を行います。

例えば、He is more intelligent than ~ という文があったら、~の部分には何がくると予想しますか?

たいていの人は、 He is more intelligent than his brother.

のような文を作るのではないかと思います。

別にhis brotherでなくても何でも良いのですが、彼と彼の兄との比較、のような文を作ると思います。

でも、中学?高校?になると、

He is more intelligent than strong.のような文に出くわします。

あれ? これ何と何を比べているの?

教科書ではとくに深く説明がないまま進んで行きます。

比較の入り口あたりで、ワケが分からなくなって、仕方ないからイディオムの暗記に走る…

比較は大きく2タイプ

He is more intelligent than his brother.

② He is more intelligent than strong.

①は皆さんおなじみの比較です。主語を何かと比べるのが目的の比較です。

それに対して②は、

主語の状態をより正確に描写する事を目的とする比較です。

とりあえずテストで聞かれるのは①のほうです。

②の方は、後回しでOK。やらなくて良いというわけではありません。

細かくは授業で取り扱います。

ちなみに、テストに出るのは①だとしても、②はそれはそれで面白い表現手段だと思います。なのでちょっと脱線。

②のような文には他にはどんなものがあるかというと、

その車の色は赤というよりワインレッドだね(赤でもいいけど、より正確にいうと・・・)

色で言うならマニキュアの色だったりも使えそうですね。

他にも「彼は、頭がいいというより、ずるがしこいね」だったり、

とにかく主語の状態についての表現微調整、微修正したいときに使う技と考えたらいいでしょう。

会話の練習をしている方であれば、

  • 表現を微修正したいなあ。
  • じゃあ②の比較を使おう。
  • そのためには文法を学んぼう。
  • よし、練習だ!使ってみよう。

この順ですよね。

まず、やりたいことがあって、そのために何をやれば良いのか分かった上で文法を学ぶ。

もしも それらをすっ飛ばして文法から始めたら、そりゃ英語が嫌いになっちゃいます。

だって、自分が何のために何をやっているのか分からないまま、暗記をするのは苦痛ですよね。

さて脱線終わり(笑)

①と混乱した状態で②を取り扱うと頭の中がぐちゃぐちやになってしまうので

敢えて②は後回し。rather than とmore likeだけ使えれば、特に支障はないでしょう。

皆さん、①の学習なら そんなに難しくないですよね。

学習の入り口

切り口と言い換えても良いでしょう。

英語学習には強弱が必要です。

「ここは今すぐしっかり押さえておくところ。こっちは薄くていいので、もう少しちからがついてから取り組むところ」

授業ではまず、何のためにこの項目を学ぶのか?その必要性を説明します。必要性についてはテストでは一切きかれません(笑)

でもそこを理解しているかどうかで、単なるテスト対策で終わるのか、その先に進めるようになるのか、道が分かれます。

難しい文法も、楽に理解できるようになるちょっとしたコツがあります。

中高6年かけて学んだ内容も、やり方次第では数ヶ月で終わります。

文法は大事。でも時間をかけ過ぎるのは悪手。短期間でしっかり理解して、次へ進むのがベストだと考えています。

来週からカリキュラムの第1回目がスタートです。

皆さん、一緒に頑張りましょう!

前回の宿題の解答

p48 B,C,D

p92 D,C,B

p178 D,D,B

p114 D,C,A,D

p25 B,D,C,D

p208 B,C,D,B

p54 B,C,B,C

p174 B,D,D,C

p293 D,D,C,A