論文やエッセイも読めるようになる!

よく、講師は「英語なんて使われている文法はTOEICも英検も同じですよ」と話しています。

「なんならTOEFLもIELTSといった正規留学用のテストであっても同じですよ」とも。

最近は医療業界に携わる方たち(←どうしてこのような書き方かと言うと、その方々の専門を講師がよく理解できていないからなのです(汗))から

論文の読み方についてのご質問を頂く機会が増えています。

(特に「医療」に限らずですが、理科系の論文の方が単語は難しいですが)読み方はある程度フォーマットが決っているので、読み易い気がします。

基本的に論文には再現性が必要だと思います。

「あれ、おかしいなあ、上手く行かないなあ。昨日は成功したんだけど。それで許して」はダメですよね。

同じ環境下では常に同じ結論になる、でないと困ります。

ここまでは納得してくれると思います。

で、質問。

「・・・という事は、結論(主張)には何時制を使うの?」

答え「現在形」(現在時制)

TOEICの授業では「大前提として現在形は『~です、ます』ではなくて、『定期的にやっている事。いつも成り立つこと』です」と

いうように説明をしています。

つまり「いつも・定期的に」と相性の良いタイムワード「always , usually, every week , typically」などを見たら現在形を答えに選んだらいいですよ。

という説明です。

ちゃんと大前提を理解した上であれば、いつも成り立つ=再現性がある、は同じだと分かるはずです。

当然「主張」は現在形で書かれるのは当然の事になります。

筆者の主張はどの部分ですか?

はい、ここです。

がすぐにできるようになります。

もちろん論文の前半部分であれば、「主張」を敢えて現在形で書かないで

仮説→主張のように、初めは仮説から書き出す方もいると思います。

その場合は、現在形ではなく・・・

のような説明も、本質を掴んでいれば受け入れてくているように思えます。

「この問題はよく出る問題で、日本語訳はだいたいこんな感じのストーリーだから、単語の意味から答はA」

のような学習方法だと、そのテストに関しては通用するかもしれませんが

応用が利かない学習法になっている気がします。

TOEICであっても、他のテストであっても留学であっても、もちろん会話であっても

本質はそんなに変わらないと思います。

TOEICプランをある程度終えた方に対しての特別授業になりますが

最近はIELTSのアカデミックリーディングも叩き台にしていて、意外と好評です。

読みながらその内容に触れ、講師も知らない事を教わっています。

へぇ~。そんなことがあるんだ!

そういった感動が、普段の通常授業へ良い形でフィードバックされれば

もっと良い授業をご提供できるのではと思っています。

頑張れ常に自己ベスト!