週1回 2ヶ月でどれだけ変わるのか

講師、大学でも英語の授業を行っています。

大学の場合、モチベーションを軸に考えると、大きく3タイプ

  • やる気溢れている学生
  • 普通の学生
  • そもそも英語に興味がない学生

これは、英語に限った話ではないと思います。

どうして興味がない学生もいるのかと言うと、英語が必修科目だから。

選択科目にすれば、そもそも興味がない学生は、(特殊な事情でもない限り)来ないと思います。

学生も教える側も「なんで必修にするんだよ」という気持では一致していると思います(笑)

さて、そんな中、さらに週1回という制約の中ではあるのですが、

メチャメチャやる気ある学生、基礎が身に付いている学生、中上級レベルの学生(TOEICで700点弱、英検準1級)などは

週に何回やるのか、回数はあまり関係なかったりします。

ぶっちゃけて言うと、それこそ週1回でも伸びます。

というか、新しく身につけた事を自分の中で消化するための時間があった方が良いので

「詰め込み過ぎないくらいがちょうど良い」と講師は思っています。

次に、モチベーションが普通の学生の場合、

これまた、ある程度の基礎がある学生や、コツを掴むのが上手い学生の場合、週1回でも問題はないように思えます。

反対に

せっかくモチベーションが普通にあるのだけれど、基礎が不足している学生やコツを掴むのが得意ではない学生の場合だと

週1回では、足りません。

前の回で習ったことを忘れがちだからです。

「なんでそれをやっているのか?」その理由・大切さが(まだ)見えてこないので、覚えてから忘れるまでの期間が短いのです。

別に忘れてやる!だとか、勉強したくない、というわけではないのです。

覚えていられないのです。

すごくもったいない・・・

それでも真面目に出席するのですから、教える方も「何とかしてあげたい」と強く思います。

具体的にはどうするのか?というと

例えば2回目の授業の際に、2回目の内容から始めるのではなく、1回目の内容のおさらいに時間をかけて

それから2回目の授業の内容に移行するわけです。

これには賛否両論あると思います。

得意な方からすれば、先週と同じ内容のおさらいよりも今週の内容に早く移って欲しいという方もいるからです。

一方、これが大学や公教育から離れて

(親が金を出すのではなく)自分で稼いだお金でスクールに参加される生徒さんの場合、

そもそも「興味がない」という人は、基本的には存在しないわけです。

興味がある、でももっと伸ばしたい

興味がある、でも基礎が不足している

興味がある、でもコツの掴み方が分からない

という方達が参加されます。

ただ、ここで週に1回だと、これまでの学習経験の差によって(基礎が身に付いている方かどうかで)

前の回の内容を忘れてしまう方が出てきてしまいます。

これから基礎を学びたいという方に週1回だと、リスクが大きいのです。

基礎は短期集中でガッとやった方が、効率が良いですし、

反対に、中上級は、週に1,2回くらいの方が効率が良いです。

基礎から学びたいという方は短期で大枠を掴む方がおススメだと講師は考えています。

今の時点、講師は週5(月~金)で、大学で教えています。

夏休みに入れば、土日を利用した基礎コースも開催可能になります。

それまでの間、基礎コースをお考えの皆様、もうしばらくお待ち下さい。

決して、基礎が得意ではない人は入校させないぞ!的な話ではありません。そんなことは1ミリも考えていません。

最もいい状態で学習環境を提供出来たらと考えています。

入る時よりも、出る時(修了する時)を大事にしたいと思っています。

ちなみに大学に話を戻すと

約2ヶ月で、基礎レベルの方が、ライティングに取り組めるレベルにまで成長した方もいますし、

ライティングまでは行かなくてもリーディングができるようになってきて喜んでいる学生もいます。

嬉しい限りです!

何度も休まれている学生との間で、たった2ヶ月でものすごい差が開いています。

ううう、こちらは頭が痛い。