英語は何から始めるのが正解なの?
英語が上達するためには、何が大切だと思いますか?
単語・文法・発音?
すぐにパッと思い浮かぶのは この3つのどれかではないでしょうか?(もしくは3つどれも大事)
正解は「人による」です。
ただ「人による」と言うと、なにか「その人の好みの話」に聞こえてしまうかもしれませんが、違います。
正確には「その人の学力レベルによって、やるべき学習内容が異なる」です。
スポーツと同じです。初心者がプロと同じことをやろうとしても無理がありますよね。それよりは、その人のレべルに合わせて、一つ一つ丁寧に その時にやるべきことをやる事が成長への一番の近道です。
じゃあ、その時にやるべきことって何かと言うと・・・
データが示す効率よい学習の順序
初めに結論をお伝えします。TOEICⓇ L&R TESTで600点以上を目指すには、文法にしっかり取り組むことが必須です。
下記の表はそれを裏付けるデータ「学習者のレベル別 その時にやるべき学習量の割合」です。
学習者のレベルが上がるにつれて 文法の必要割合が他の学習項目より高くなっているのがデータからわかります。
まず何からやれば良いか?は「単語 → 文法」で間違いないです。
学習のやり方(単語と文法はやり方が別)
文法がわからなくなる時期 = 英語が苦手になる時期
上記は極論ですが、そんなに外れてはいないと思います。
例えば 足し算引き算ができないのに方程式なんて解けないですよね。数学は「前に習った知識をベースに新しい事を学んでいく科目」だから。
文法も同じだからです。基礎知識の理解があやしいと、その先がわからなくなってしまうんです。
一方、単語は別。どこから覚えてもOKです。
「単語と文法」は学習のやり方が全然違うので気を付けましょう。
講師は 分からない項目だけを再確認学習するよりは、思い切って初めからやり直すことをおススメしています。これまでに英語が苦手になった時期をアンケート結果から分析すると、文法を習い始めたばかりの早い段階で苦手になっているかたが多かったからです。
結 論
初学者が準備しておくべきこと
- 単語は中学レベルで良いので、しっかりと使えるようにすること
- 文法も中学レベル(3単元のS、be動詞と一般動詞の区別、受身の作り方)で良いので押さえておくこと
- 単語も文法も不足している段階でのリスニングやスピーキングは避ける事。それらは大切だが、今は後回しでOK
中級・中上級を目指す人がすべきこと
- 大学受験レベルの文法を理解して身につけること
- 「単語さえ分れば読める」という状態になるまでは、学習時間の4割は文法に当てること
- 単語は長文を読みながら辞書を使って増やしていくこと
みんな、本当はうっすらとは気が付いているんじゃないかと思います。「海外で生まれ育って、母国語として英語を使う人」と「日本で育って、外国語として英語を学ぶ大人」とでは、英語を理解するための方法・アプローチが そもそも違うんじゃないかってことを。
解決法
- 独学
- 受験の時に使った参考書
- 当スクールのオリジナルテキスト
自分が慣れ親しんだやり方でまとめるのが一番です。
ちなみに当スクールのオリジナルテキストはテスト満点の講師が作成しています。
コンセプトは
「TOEICを卒業した後も使えること」
「TOEICと関係ないところは教え過ぎない事」
この一見矛盾した内容を解決するために日本の専門書、論文、海外から英語で書かれた優れた参考書を取り寄せ、日本の参考書ではあまり取り上げられないような情報、かつTOEICで狙われるところをフォーカス。
時間と手間は惜しまないようにしています。
また、テキストの内容で本当に問題が簡単に解けるのかどうか、講師自らもテストを受けながら試行錯誤を繰り返し、その結果、このやり方でやれば先にスキルが上がり、後からスコアも上がる、という再現性と即効性があるオリジナルテキストが出来上がりました。
「教えるため」ではなく「理解してもらうため」に作られているので、初学者も上級者も毎回新しい発見がある事でしょう。
「見るポイントはココだったのか」「中学の頃に出逢いたかった」「かゆい所に手が届く」と評判です
また、テキストで学んだ事を実際にできるレベルにまで引き上げるトレーニングとして、付属の問題集も用意してあります。
大人だって誰だって、問題を解いたら正解の◯が欲しいですよね。
テキスト付属の問題集では、テキストで学んだ本質を確認するためのトレーニングができるようになっています。いったんコツを掴んだら後は講師と一緒に反復するだけ。「あの問題ができるなら、こっちの問題もできる」。本質を掴んだら芋づる式に解けるようになるように、問題を提示する順番にもこだわっています。
実は外国語教育の専門家たちは知っています
下記の図は外国語教育の専門家である セアドア・ヒッグス博士(Theodore V. Higgs (Ph.d, Georgetown University))による有名な「ヒッグス・グラフ」と呼ばれるものです。この図は「学習者がどのレベルにいるか(初級~上級)によって、何を重要視すると良いかが異なる」ということを表しています。
簡単に言うと「初学者ならまずは◯◯を。中上級者なら△△に時間かけた方が良いよ」的なグラフだと考えてください。
(上記の表はこの下記のグラフを数値化したものです)
効率の良い学習の順番
- 単語(Vocabulary)
- 文法(Grammar)
- 発音(Pronunciation)
- 流暢さ(Fluency)
- 社会言語要素(Sociolinguistic)
取りあえず外国語の上達のためには上記の5つの学習項目をカバーする必要があります。
先の数値が入った表は、話を分かりやすくするために5つの項目を「数値が高い(単語・文法・発音)3つ」と「数値が低い(流暢さ・社会言語要素)2つ=その他)」に分けて、数値をまとめてみたものです。
「流暢さ」とはスピーキングやリスニングの流暢さ。「社会的言語要素」とは「言語は文化にも影響を受けているんで、その点も考慮しようね」ってこと。この2つは上記の表では「その他」にまとめて分類しました。
追 記
上記のグラフを「もう少し見やすくしてほしい!」とのリクエストがあったので、グラフに色を付けてみました。
- 単語(Vocabulary)
- 文法(Grammar)
- 発音(Pronunciation)
- その他(流暢さ+社会言語要素)
例えばレベル1(初学者~初中級)だと、単語が45%、文法24%、発音18%、残りがその他。つまり学習の初期段階では、まずは必要最低限の単語の習得が必要だということが分かります。
ですがレベル3(中級~中上級)になると、単語が28%、文法43%、発音6%となり、文法の学習必要度合いが一番高いことが分かります。
この図から、学習者のレベルを上げるためには 文法をしっかり学ぶことが最短ルートだということが分かります (この事は別に「スピーキングが重要ではない」と言っているのではありません。個人的には、基礎知識をしっかり身につけてから会話に取り組むのがベターだと思っています)
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