TOEICで身につけた読み方は、医療系論文にも通用するのか?

やはり、英語は読めるようになってくると楽しいですよね。

最近、生徒さんを見ていても、少しずつ「自分で読み解ける英文」が増えてきているのを感じます。

今回は、そんな生徒さんが、いつもの授業とは少し違う英文に挑戦することになりました。

TOEICの読み方は、本当に他でも使えるのか?

CLOVERSでは、もちろんTOEICのスコアを上げることを目指しています。

でも、TOEICでしか通用しない知識を増やすことがゴールではありません。

TOEICで学んだことが、その先の英語にもつながっていくこと。

そこまで含めて、普段の授業を組み立てています。

そこで今回は、

「普段授業でやっている英文処理の方法で、医療系論文のAbstract(要旨)は本当に読めるのか?」

というチャレンジです。

ちなみに、挑戦するのは私ではありません。

生徒さんです(笑)

専門用語については、必要に応じて別途調べるという前提。

それ以外は、普段授業でやっている方法を使って読んでいただきます。

ちょっと緊張しますね。

「専門的な英文になったら無理なのでは?」

結論から言うと、

十分、読み解くことができました。

考えてみれば、論文であってもTOEICであっても、英文法そのものが別物になるわけではありません。

「これは医療論文なので、今日から医療論文専用の英文法を使います!」

なんてことは、基本的にはありません(笑)

もちろん、専門用語やその分野特有の表現はあります。

でも、英文を組み立てている基本的な仕組みは同じです。

とはいえ、生徒さんは最初からそう思っていたわけではありません。

「TOEICレベルなら頑張れば読める。でも、専門性の高いものになったら無理なのでは?」

そんな感覚があったようです。

そのお気持ち、よ〜く分かります。

たぶん、そう思う方のほうが多いのではないでしょうか。

私自身も、かつてはそう思っていました。

難しいと思った瞬間、本当に難しく見える

英語って不思議なもので、

「これは難しい英文だ」

と思った瞬間、普段ならできることまでできなくなることがあります。

緊張すると、いつもなら分かるものが分からなくなる。

先入観があると、簡単なものまで難しく見える。

そういうことってありますよね。

今回も、最初のうちは少しそんな状態でした。

ところが、しばらく進めていくと変化が出てきます。

「あ、ここはいつもやっている処理でいいんだ」

「この形も見たことがある」

そんなことに気づき始めると、だんだん処理スピードが上がってきました。

普段の授業で使っているワザで、

あら、読めていく(笑)

「あれができたなら、これもできるかも」

そして一つ読めると、

「あれができたなら、これもできるかもしれない」

という感覚が生まれてきます。

前回も書いた、私が勝手に呼んでいる

「芋づる式イングリッシュ」です(笑)

一つひとつ別の解き方を覚えるのではなく、

「これも同じ考え方でいける」

「前にやったことが、ここでも使える」

と、自分の中で知識がつながっていく。

こうなってくると、英語は少しずつ面白くなります。

教わったことを、自分で再現できるようになる

私は、英語が伸びるというのは、講師が教えた内容をそのまま覚えることではないと思っています。

教わったことを使いながら、

「あ、これも同じなんだ」

と自分で気づくこと。

そして、自分の中で少しずつ「公式」のようなものができていき、初めて見る英文でも、普段やっていることを自分で再現できるようになる。

そこまでいくと、講師が隣にいなくても読める英文が増えていきます。

TOEICで高いスコアを取るのも、もちろん嬉しいことです。

でも、

「自分には無理だと思っていたものが、読めた」

という経験も、それとはまた違った嬉しさがあります。

今回、生徒さんが医療系の論文を読み進めていく姿を見ながら、

「ああ、ちゃんと力がついてきているな」

と感じました。

TOEICのために学んでいることが、TOEICだけで終わらない。

その先の英語にも、ちゃんとつながっていく。

そんな瞬間に立ち会えることも、この仕事の醍醐味なのかもしれません。

今回も、嬉しい経験をさせていただきました。

ありがとうございます。