TOEICは何回目から実力を発揮できる?
TOEICは、何回目から本当の実力を発揮できるのでしょうか。
もちろん個人差がありますし、「3回受ければ必ず実力を発揮できる」という話ではありません。
ただ、私自身の経験や、これまで多くの受験者を見てきた経験から感じることがあります。
1回目、2回目くらいまでは、まだ実力を発揮するための練習期間。
少し極端に言えば、
1回目、2回目は「0回目」くらいに考えてもいい。
私はそれくらいの余裕を持ってTOEICを受けてもいいと思っています。
英語ができても、TOEICが最後まで終わらない
私がオーストラリアの大学院にいた頃の話です。
同級生だった日本人留学生が、TOEICを受けたことがありました。
その同級生も専攻は英語ではありませんでしたが、海外の大学院に正規留学できるくらいです。
当然、ある程度高い英語力を持っています。
ところが、初めて受けたTOEICは800点。
800点ですから、決して低いスコアではありません。
でも、本人はあまり喜んでいませんでした。
もっと高いスコアを期待していたから?
留学生としては800点では物足りなかったから?
そういうことではありません。
本人が気にしていたのは、
「最後まで終わらなかった」
ということでした。
実は、私も同じでした(笑)
初めてTOEICを受けた頃の私も、同じような経験をしています。
問題を見る。
「間違いたくない」
↓
「ちゃんと読もう」
↓
「ゆっくり正確に解こう」
↓
「あれ……時間がないぞ(笑)」
今は笑い話として(笑)と書いていますが、その当時は(涙)ですよ。
「時間配分が大切」は知っていた。それでもできなかった
今はTOEIC対策の本もたくさんあります。
「Part 5にはこれくらい」
「Part 6はこれくらい」
「Part 7にはこれだけ時間を残しましょう」
といった情報も簡単に手に入ります。
そして、その情報自体は正しいと思います。
でも、
正しい情報を知っていることと、本番でその通りに行動できることは別です。
「ここで時間を使いすぎてはいけない」と頭では分かっている。
それでも本番になると、
「もう少し読めば分かりそう」
「せっかくだから正解したい」
「ここまで読んだのだから、もう少し……」
となってしまう。
そして気づいたときには時間がない。
これは実際に体験してみないと、なかなか分からない感覚だと思います。
私が本当に分かったのは3回目でした
私の場合、
「ああ。本当に時間配分って大事なんだ」
と体で分かったのは、3回目くらいでした。
毎月1回、3か月連続で受験して気づいたことです。
3回目。
これは遅いとは思いません。
でも、特別早いとも思っていません。
大切だったのは、3回を短い間隔で受けたことだったと思います。
もし半年に1回の受験だったら、同じように気づけたかは分かりません。
前回感じたことを覚えているうちに、また本番を経験する。
「あ、またここで時間を使っている」
「前回もこれをやったな」
「今回はここで切り上げよう」
そうやって少しずつ、TOEICという試験の中で自分の実力を出す方法が分かってきます。
ネイティブでも同じことが起こる?
私は、程度の差はあっても起こると思います。
英語ができれば、TOEICで高いスコアを取れる可能性は当然高くなります。
でも、
英語ができることと、限られた時間の中で大量の問題を処理することは、まったく同じではありません。
初めて受ける試験なら、問題形式、時間の感覚、集中力の使い方、諦めるタイミングなど、実際に経験して初めて分かることがあります。
これは英語力がないからではありません。
単純に、慣れが必要なのです。
だから「実力がついてから受けよう」はおすすめしません
「もう少し勉強して、実力がついてからTOEICを受けます」
という方がいます。
気持ちはよく分かります。
せっかく受験料を払うのですから、少しでも良い状態で受けたいですよね。
でも私は、
実力がついてから初めて受験する
という考え方は、あまりおすすめしていません。
なぜなら、
「実力がつくこと」と「実力を発揮できること」は別だからです。
英語力を伸ばす練習と同時に、
持っている英語力をTOEIC本番で出す練習
も必要です。
発揮できなかった実力は、外からは見えない
ここがTOEICの少し切ないところです。
「本当はもっとできるんです」
「時間が足りなかっただけなんです」
「家でやったら解けたんです」
そう思っても、スコアには残りません。
「いやいや、発揮できたものだけを実力というんだ」
と言われてしまえば、それまでです。
世間的には、むしろその考え方のほうが普通かもしれません。
切ないですよね。
だからこそ、実力をつけるだけではなく、実力を発揮する練習までしておく。
これが大切だと思っています。
1回目、2回目は「0回目」でもいい
そこで私は、初めてTOEICを受ける方には、
「1回目、2回目くらいは「0回目と考えてもいいよ」とお伝えしています。
もちろん、本気で受けることが前提です。
適当に受け流してね、という意味ではありません。
ただ、
「今回絶対に目標点を取らなければ」
ではなく、
「本番で自分がどうなるのかを知りに行く」
くらいの余裕を持って受験する。
その結果として
思ったより時間が足りなかった。
Part 7で集中力が切れた。
一問にこだわりすぎた。
リスニングで一度聞き逃したら、その後まで引きずってしまった。
それも全部、次の受験に使える情報です。
そして2回目、3回目になると、
「前回とは違う自分」
で試験を受けられるようになります。
TOEICは「受けてから」分かることもある
勉強してから受ける。
これはもちろん大切です。
でも、
受けてみる → 分かる → 修正する → また受ける
という流れも、TOEIC対策の一部だと思っています。
だから、
「実力がついてから受けよう」
ではなく、
「実力をつけながら、本番で発揮する練習もしていこう」
くらいがちょうどいいのです。
1回目でうまくいかなくてもいい。
2回目でも時間が足りなくてもいい。
それくらいの余裕があったほうが、結果として早く目標スコアに近づけることもあります。
では、
「本番に慣れるためなら、模試でいいんじゃないの?」
という疑問も出てきますよね。
確かにその通りです。
では、本番と模試は同じなのか。
これはまた別の機会にお話ししたいと思います。

あなたの悩みを 聞かせてください
伸び悩んでいる方には必ず
病巣とも言える「弱点」があります。
990点満点の講師本人が直接 話をうかがって
あなたに治療法(具体的なスコアUP方法)を
お伝えします。
安心してください。
あなたは「これから何をすれば良くなるのか」
悩みを解決することができます。
![短期集中! 札幌でTOEIC® L&R TEST対策なら 札幌英語教室Clovers [クローバーズ]](https://clovers-clovers.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/logo_clovers_x2_210708.png)
