最初から、英語が得意だったわけではありません

こんにちは。Clovers講師の柳澤です。

今でこそ英語を教える仕事をしていますが、高校時代の私は、英語を「覚えることの多い暗記科目」だと思っていました。

高校では理系クラスにいて、理科と英語が好きでした。ところが受験勉強が進むにつれ、覚えることばかりが増えていきます。

「どうしてこの答えになるんだろう?」

そう思っても結局は、
解き方や訳を覚えてすぐに次の問題へ…。

いつの間にか、好きだったはずの英語があまり面白くなくなっていました。

大学受験もうまくいかず、合格した大学には進学せず、札幌の予備校でもう一度ゼロから勉強し直すことにしました。

そこで、それまでとは少し違う勉強を始めました。

問題の答えを覚えるのではなく、

**「なぜ、この答えになるのか」**

を一つずつ整理していったのです。

「英語にも、ちゃんと体系があった!」

基礎に戻って勉強してみると、それまでバラバラに覚えていた知識が、少しずつつながり始めました。

なんとなく訳していた英文が、根拠を持って読める。

丸暗記していた文法にも、それぞれ役割がある。

「あれ? 英語って、ただの暗記科目じゃないんだ」

英語には、英語なりのルールや体系がある。

それが分かってから、
英語の見え方が大きく変わりました。

膨大だと思っていた暗記項目が、驚くほどコンパクトにまとまったのです。

「ストン」と落ちた感覚が生まれました。

そして同時に、
もう一つの疑問を持つようになりました。

**「こんなふうに最初から教えてもらえていたら、もっと早く分かったんじゃないか?」**

これが、私が語学教育に興味を持つようになった原点です。

「どう教えれば、人は理解できるのか」が知りたくなった

その後、英語そのものだけでなく、語学教育について学ぶようになりました。

オーストラリアでは、University of Technology Sydney(シドニー工科大学)大学院でLanguages Teachingを専攻。

帰国後は、日本語学校で外国人学習者に日本語を教え、大学では英語を教えてきました。

日本語を学ぶ外国人。

英語を学ぶ大学生。

仕事でTOEICが必要な社会人。

大学院進学を目指す学生。

年齢も、母語も、目標も違います。

ところが、さまざまな学習者と接しているうちに気づいたことがありました。

**場所も、年齢も、目標も違うのに、学習者がつまずく「根っこ」は、似ているんじゃないか?**

つまづくのは知識が足りないから?

違います。

すでに習った知識がバラバラになっていたり、
学ぶ順番が合っていなかったり、
「なぜそうなるのか」が分からないまま暗記しようとしていたり。

そもそも無理がある学習法だったのです。

だから、努力しているのになかなか使えるようにならない。

「ああ、これは昔の自分だ」

それなら、覚える量を増やす前に、**知識を整理して、つながるように教えればいい。**

現在のCloversの授業は、そんな考えから作られています。

「覚えた」より、「腑に落ちた」

文法を説明するときも、

「これは仮定法です。形はこうです。覚えてください」

と知識を説明して終わりにはしません。

だって「間違ったことは言っていない説明」を聞くだけなら、本だけで十分です。

でもそれだと、
暗記することが山のように増えていってしまいます。

そうではなく、

この仮定法というワザがどうすれば簡単に身につけられるのか?
身につけると、今後、何ができるようになるのか?
結果、なぜこの形になるのか?

これらを理解してもらいたいのです。

そのためには、何か新しいことを学ぶ際、
新しい知識を次々と足すのではなく、すでに知っていることとつなげていく。
そのやり方を共有してもらいたいのです。

すると、バラバラに散らばっていた英文法が、少しずつまとまり始めます。

そして生徒さんの頭の中で、コンパクトに体系化される瞬間がやってきます。

「あれ。前回学んだ項目と今回の項目、切り口が違うだけで本質は同じじゃない?」

生徒さんが変わる瞬間です。


だからCloversでは、知識をたくさん詰め込むことよりも、

**「ああ、そういうことだったのか」**

と腑に落ちることを大切にしています。

TOEICの問題だけ解けても、もったいない

CloversはTOEIC® L&R TEST対策の専門スクールです。

でも、試験問題だけを解けるようにすることを目的にはしてません。

TOEICで問われる文法、語彙、リーディング、リスニングは、その先で英語を使うための土台でもあります。

資格は欲しい。でも、資格だけで終わりたくない。

仕事、大学院、留学、英会話――。

TOEICの先で本当にやりたかったことにつながる英語力を身につけてほしいと思っています。

「TOEICより英会話の方が大事」って、本当?

TOEICの勉強を始めようとすると、

「これからは英会話でしょ」
「資格より、実際に話せることの方が大事じゃない?」

と言われることがあります。

また海外で学んでいたこともあり、
よく「英会話を教えないんですか?」と聞かれます。

確かに、話したり書いたりするアウトプットは大切です。

でも私は、
「TOEICか、英会話か」ではないと考えています。

質の高いアウトプットをするためには、その材料となる質の高いインプットも必要だからです。

では、なぜ最初にインプットを鍛えるのか。
こちらの動画で少しお話しを。

みなさんはどう思いますか(約6分30秒)

TOEICは「その先」へ進むための土台

CloversがTOEICを教えているのは、TOEICを最終目的にしているからではありません。

文法や語彙を身につけ、英語を正確に読み、聞き取れるようになる。
まずは英語を「受け取る力」を育てる。

その土台があれば、その先の英会話や仕事、大学院、留学などで必要になるアウトプットにもつなげやすくなるからです。

TOEICで終わるためではなく、その先へ進むためにTOEICを使う。

それが、私がTOEICを教えている理由の一つです。

最終的には、先生がいなくても大丈夫な状態が理想だと考えています

目指しているのは、先生と一緒なら問題が解ける状態ではありません。

先生がいなくても、自分で英文を読み、自分で考え、分からなければ自分で調べられる。

そして卒業した後も、一人で英語を学び続けられる!

そこまでできるようになれば、スクールに通い続ける必要はありません。

ですからCloversでは、最初から少しずつ、

**「先生の手を離れるための授業」**

を行っています。

長く通ってもらうことより、必要なことをできるだけ短期間で身につけて、その先へ進んでもらうこと。

「英語の先生になれました」

「大学院に合格しました」

「転職が決まりました」

卒業した方からそんな報告をいただくたびに、

**英語そのものではなく、その先にある目標のために勉強していたんだな**

と改めて感じます。

そのお手伝いができることが、この仕事を続けていて一番うれしい瞬間です。

語学教育関連資格・指導実績

**柳澤 将志**

* TOEIC® L&R TEST 990点(満点)

* University of Technology Sydney 大学院

* Graduate Diploma in Languages Teaching取得

* オーストラリア国内における語学教育資格

* 中学校・高等学校教諭一種免許状[英語]

* 国立・私立大学で英語講師として指導

* 日本語学校で外国人学習者への日本語指導

* 社会人学習者のTOEICスコアアップを長年支援

大学・大学院から企業研修まで。
学生から社会人まで、さまざまな目的を持つ英語学習者を指導してきました。

大学での講義・指導
北海道大学/北海道教育大学/藤女子大学/酪農学園大学/札幌学院大学

企業・団体研修
NTTコム ソリューションズ株式会社/富士通/太平洋セメント/東京建物/日本公認会計士協会 準会員 北海道分会 ほか

大学でのTOEICガイダンス・講座等
北海道教育大学/小樽商科大学/帯広畜産大学/北見工業大学/室蘭工業大学/北星学園大学/公立はこだて未来大学/釧路公立大学/北海学園大学/札幌学院大学 ほか

少しだけ、講師の人となり

仕事を離れると、かなり北海道らしい生活をしています。

春は山菜採り、秋になると生筋子を買ってイクラ漬け。冬はかまくらの中でジンギスカンをしたり。

ラジオも昔から好きで、暑い夏は家で缶ビールを飲みながら、一人でのんびり過ごすのも好きです。