– CLOVERS Interview – 今回ご登場いただくのは卒業生の『K.O』さん。
病院で看護のお仕事をされながら社会人入試に挑戦し見事合格。
この4月から某国立大学の医学系研究科の博士課程後期へ進学されます。

もともとTOEICのスコアを上げるために入校されたわけではなく、当初から進学のために「本当の英語を学べる場所」を探していたらCloversへ辿り着いたのだそう。

入校時のスコアは200点台からスタート。
そこから約半年で630点を達成、その後晴れて念願の博士課程後期へ!
彼女はどのようにして目標を達成していったのでしょうか?

札幌市の 豆蔵珈房 宮田屋 東苗穂店 にてお話を伺いました。

豆蔵珈房 宮田屋 東苗穂店
豆蔵珈房 宮田屋 東苗穂店
柳澤

こんにちは! お忙しい中ありがとうございます。
Clovers代表講師の柳澤です。

K.Oさん

先生お久しぶりです!
お元気そうでなによりです。

柳澤

K.Oさん お仕事をされながらの大学院への通学は結構大変ですよね。お疲れではありませんか?

K.Oさん

あはは、そうですね!
疲れてないといえば嘘になっちゃいますけど、大丈夫ですよー

柳澤

今回は大変な状況の中お話を聞かせていただけることになったので、せめてK.Oさんになにか栄養満点のバジルチキンドリアで元気になっていただきたく、ここへお招きした次第です。

K.Oさん

・・・バジルチキンドリア指定?(心の声)

柳澤

柳澤

バジルチキンドリアお嫌いですか?

K.Oさん

いえ、好きですよ!
美味しいですよね!

柳澤

よかった!ささ、ここでお話するのもなんですし、中に入ってお話しながらバジルチキンドリアをいただきましょう。

K.Oさん

そうですね!
そうしましょう

K.Oさん

バジルチキンドリア・・・指定??(心の声)

バジルチキンドリア|豆蔵珈房 宮田屋 東苗穂店
バジルチキンドリア|豆蔵珈房 宮田屋 東苗穂店

TOEICとの出会い

― 入校時のスコアと目標のスコアを教えてください

K.Oさん

入校時は正確には覚えてないのですが、200点台だったと思います。目標のスコアは600点でしたが、630点を獲得したので、いったんテストはストップしています。通ったのはプレミアムコースでした。

― もともと英語は得意だったんですか?

K.Oさん

いえ、英語は苦手ってほどじゃないけど得意ってほどでもなく。嫌いではないかな、くらいでした

― TOEIC® を学習するきっかけなどありましたか?

K.Oさん

じつはTOEICを始めようと思ってTOEICを受けたんじゃないんですよ。始めたのはCloversに入校してからです(笑

柳澤

そうでしたね。「目標ですか、600点かな?」とおっしゃっていたのを覚えています。最終目標が600点、しかも語尾に「かな?」とついていたので「きっと何かワケがあるんだろうな」と思っていました

K.Oさん

わたしは進学を希望していて・・・。大学院には博士前期課程(修士)と後期課程(博士)があって、後期課程の受験にTOEICのスコアが必要だったんです。

K.Oさん

当時は後期課程に進むかどうか決めていませんでしたが、進みたい気持ちになった時に準備ができている状態にしておきたかったので、TOEIC対策を始めたんです。

柳澤

結果、見事合格!
TOEICを叩き台にして、スコアよりも論文に対応できる文法力や読解力を身につけるのが本当の目的って事だったんですね。
おめでとうございます!

K.Oさん

ありがとうございます!

大学院への進学について

― 大学院への進学ついて、一般的な方法を教えていただけますか?

K.Oさん

はい、大学院へ行くということは、何はともあれ「自分が研究したい分野の教授の研究室に入れてもらう」ということなんです。

K.Oさん

そこでまずは自分がやりたい分野の教授がいる大学を探し、その研究室で本当に自分がやりたいことができるのか、を、教授が書いている論文を読みこんだりして検討します。私は最終的に3校くらいに絞りました。

― そうなんですね。目的の研究室に入るにはどうしたら良いのでしょう?

K.Oさん

そうですね、大学院って前期課程も後期課程も、指導教授になるであろう人に最初は面接をお願いするんです。
初めに教授にメールでご連絡さしあげ、ご都合お伺いして一度お会いして、という段階があるんですね。

柳澤

いわゆる一般的な受験とはだいぶ形式が違いますね。

K.Oさん

そのとき、まだ完成していない状態の論文を持っていったり、先方からリクエストされた課題を持参してお話ししたりもします。
そういうことを重ねていって、それから本番の受験に臨むわけです。

柳澤

社会人入試で大学院を目指している方には「どうやって大学とコンタクトを取るのか、働きながらどうやって自分の英語力の向上させるのか」その生の声って、なかなか身近なところには無いと思うんです。貴重な情報ありがたいです。

TOEIC®テスト対策を上手く活用

― CloversでのTOEIC対策はどのように活かされたのでしょう?

K.Oさん

私の場合は受験以外にも英語の論文を読むことも多くなるので、英語力を養う必要を感じていました。一般的な受験英語だけだと、読んでも細かい意味が取れていなかったので、論文を読める英語力をつけたいと思っていました。

柳澤

受講の目的や切り口が違ってましたよね。学習スタイルも、TOEICのスコア獲得よりも大学院を意識して「精読ができているかをチェックするためにTOEICを使う」そんな感じで学ばれていましたね。

K.Oさん

ええ、受験用にTOEIC対策を行いつつ、基礎英語力を高めて論文を読みこなせるようにと考えていました。

柳澤

なるほど!大学院の英語は、内容が専門的になるので大学受験英語とも少し違うし、英会話でもない。かと言ってTOEICでもない(笑。そこで、どんな構造の文章でも読めるようになるために、英語の基礎力に目を付けた。叩き台として選んだのがTOEICだった。・・・かなり上手いやり方ですね。

Cloversの授業の感想は

― Cloversでの授業はいかがでしたか?

K.Oさん

受験で覚えてたことと同じことがCloversの授業でも出てきましたし、英語ってこういうものだとか、英語の成り立ちとか、こういう風に使うんだなっていう根本が分かりました。

K.Oさん

柳澤先生の授業で「英語は何が書かれているのかじゃなくて、どこに書かれているのかが大事」っておっしゃったことがあって。それは本当にそうだなと思えた瞬間を覚えています。

柳澤

よく覚えてますね!
とてもうれしいです

授業で印象に残っているエピソードは

― 印象に残っている授業はありますか?

K.Oさん

はい。特に印象に残ったのは「of」の授業ですね。ofでつながる名詞がすごく多くって、これまではそれに惑わされる感じがあったんですけど「言いたいことはそこじゃない」っていうのが分かりました。

柳澤

極論ですけど、ofを見たらたいていの場合「その後ろは補足情報だろう」と予想しながら読んだらいいですからね。

K.Oさん

あとは・・なんだろな。英語は複数形が基本というところとかも。

柳澤

あはははは。そうですね。
英語の名詞は単数形ではなく複数形が標準。論理的には「1つ」であっても、別に「1つ」と言わなかったからといって誰かが被害を受けたり、お金の問題にならないのであれば「とりあえず複数でいいっしょ」というのが英語です(笑
* 不加算名詞は除く

~ e.g.  Dogs have tails (犬にはしっぽがある)~

K.Oさん

あと 時制。「過去形は気持ちが離れている時も使う」。受験では「過去の事だから、ただ過去形で書く」って覚えていたのに。
時間の捉え方が日本語と英語で考え方が違うのは驚きました・・・。他にも現在形や現在完了形、学校では考え方の違いだとか、そんな風に教わらなかったなって。

柳澤

うわぁ!そこまで覚えていてくれて感激です。
英語って、よく出る問題を単発で解くだけよりも、もう一歩踏み込んだ方が逆に理解しやすかったりするんですよね、体系化できるので。TOEICだって使い方次第でライティングやスピーキングの基礎~大学院の入試対策にもなります。

これから英語を学習される方へ

― 会話がはずんでいるところすみません、これからCloversで学習しようとする方に向けてアドバイスを・・・

K.Oさん

あら、いつのまにか結構な時間が過ぎていましたね。
Cloversは「目標を持って通えば、得られた学びを活かせる教室」だと思います!

K.Oさん

私は実際、大学院(博士課程後期)に進学という目標を達成できましたし、その過程で得られた学びは、今後も活かしていけるものばかりです。TOEIC対策だけに限らず、英語とは何か、英語とはどんな言語か、そんな深いところにも触れられますよ。

柳澤

ありがとうございます。私が生徒さんに伝えたいことを、そのまま言葉にしていただいてる感じがして感無量です。

柳澤

そしてK.Oさん、本日は貴重なお話どうもありがとうございました。これからもお仕事と通学の両立は大変なこともあるでしょう。私はいつも陰ながら応援しています! なにかお困りのことがあったらいつでもお声がけくださいね!

H.Sさん

はい!ありがとうございます。
柳澤先生には今後も教えていただきたいことたくさん出てくると思うので、ぜひよろしくお願いいたします!

おわりに

英語の学習、特にTOEIC対策の学習はその専門性から特別なアプローチ方法が効果的です。どうしても独学での勉強に限界を感じてしまったら、TOEIC対策のプロに頼ってみるのも一つの手かもしれません。

現在TOEICのスコアが伸び悩んでいる方、これからTOEICの学習を効率的進めたい方は、ぜひ一度Cloversへと足をお運びください。無料の体験レッスンとあなたに合った適切なアドバイスをTOEIC990点満点講師から贈らせていただきます。